1. 雪道での走り方

雪道での走り方

雪道でのバイクは慣れていないと大変

普段から、雪道でのバイクの走行に慣れている人は大丈夫でしょうが、慣れていない人は雪道での走行は困難です。
本来ならば、雪が降ったらバイクの運転は見合わせた方が良いのでしょうが、仕事の関係でそうもいかないという場合もあります。
そのような時に備えて、雪道でのバイクの走行について考えてみましょう。

スパイクタイヤとスタッドレスタイヤの違いを知っておく

スタッドレスタイヤをさらに強化したものがスパイクタイヤです。
このタイヤは雪深い地方で使用されます。
このスタッドレスタイヤにチェーンをつけますと、ブレークが効きますが、普通の道の物と同じというわけではありませんから更なる注意が必要です。

スタッドレスタイヤですが、スタッドとは鋲ということで、レスはないという意味ですから、鋲のないタイヤという意味になります。
最近はこちらの方が良く使われますが、雪の多い地方ではまだスパイクタイヤの方が主流です。

走り方は雪のない道と全然ちがう

道路交通法によりますと、125cc以上のバイクはスパイクタイヤを使ってはいけないとあります。
けれども、小型のバイクであれば走行は禁止されているわけではないでしょう。

バイクで雪道を走るには、当然ながらスリップやハンドル操作について、かなり気を配らなければいけません。
頭で考えていることとのブレは、とてつもないほどに大きいと思っていた方が良いくらいです。
そういったブレは高度なライディングテクニックを駆使して、補わなければならないでしょう。

一般道でのライディングに自信のある人でも、雪道という特別な道になってしまうと、ライディングの感覚がちがいますので、自信を失ってしまう場合もあります。
スリップやハンドル操作などは普通の道と雪道では全然違いますから、気を付けましょう。
また、その辺りの心の持ちようについては、じっくりと考えた方がよいでしょう。

クラッチワークの方法とは

ここで、クラッチワークの方法についてご紹介します。
クラッチワークはクラッチレバーを速く操作させ、半クラッチヤギやチェンジを自由自在に操るものです。
クラッチレバーは短いストロークの中でコントロールするものなので、なかなか大変でしょう。
ここで、レバーを扱いやすい場所を把握するようにしないといけません。

停車の際のクラッチレバーの握り具合やチェンジの際の握った感じの違いはよく把握しておきます。
このときにレバーをきちんと握っていないと引きずられてしまう事もあるので気を付けましょう。
一方、ギヤチェンジは引きずりとは関係ないので、クラッチのストロークをしっかりめに握る必要はなく、クラッチレバーの内側の引き寄せによって、リズムよくレバーを離します。