1. ビューエルってどんなメーカー?人気バイクは?

ビューエルってどんなメーカー?人気バイクは?

ビューエルの特徴

ビューエル(BUELL)は、1983年に設立されたアメリカのバイクメーカーです。
ハーレーダビッドソンで働いていたエンジニア、エリック・ビューエルを創設者としているだけあり、エンジンはハーレーダビッドソンのものを搭載しているバイクがほとんどで、日本での販売もハーレーダビッドソン ジャパンが取り扱っていました。

2009年10月30日にはビューエルは閉鎖され、その後10年間は純正補修部品供給期間としてパーツだけは供給する状態が続いていました。
ビューエルの中古は状態のいいものならかなりの高値で取引されており、コレクターにとっては垂涎の的です。

ビューエルのバイクの種類、人気車種

ビューエルのバイクは、中心部にすべてが詰め込んである独特のデザインをしています。
ガソリンはフレーム内に、オイルはスイングアーム内に格納されており、走りを追求した低重心化を完璧に実現しています。

ビューエルのバイクの中でも特に人気が高いのが、「Lightning XB12Scg」です。
XB12Scgは、高剛性フレームにサンダーストームエンジンを組み合わせた斬新なデザインが魅力です。
車高が低く操作性をとことん追求したストリートファイタータイプのLightning XB12Scgは、持ち主の人となりを雄弁に語ってくれる、そんなバイクです。

中古Lightning XB12Scgの価格は、コンディションのいいもので110万円代が目安です。
エンジン懸架方式には、「ユニプランナー」と呼ばれる不快な振動音を取り除く工夫がされたもので、鼓動感あふれるサウンドを楽しむことができるようになっています。

一旦会社を閉鎖したビューエルは、10年以上の沈黙の後に2021年モデル「Hammerhead 1190RX」を発表し、復活の兆しを見せました。
このバイクはビューエルがEBR社(創設者の氏名の頭文字)という名称を使用していた時代に発表した1190RXをリメイクしたもので、水冷Vツイン1,190ccエンジン搭載、最高出力は185hp@10,600rpmとなっています。
ネイキッド版の1190SXも発表されており、素晴らしいフォルムが話題を呼んでいます。

また「Super Touring」という名前の、アルミ製フレームの車体がおしゃれな新モデルも登場しています。
ブロックタイヤやアップ&ワイドハンドル、GIVI製アルミパニア風のサイドボックスなどで構成されており、外観は一見してアドベンチャーツアラーの要素がいっぱいです。
ユニークなバイクが好きな人なら見逃せません。
ビューエルに乗るためにバイクの免許を取るのもおもしろそうです。