1. 教習所で雨が降ったらどうなる?

教習所で雨が降ったらどうなる?

雨の日でも基本的には実施

教習所に通っていて、ひとつ疑問に思うのが「雨が降った時でも講習はあるのかどうか」ということです。
結論から言えば、雨の日でも特にすごい大雨や暴風雨でない限り、基本的には講習は実施されます。
ただし、パイロンが転がってしまうような強風や積雪、落雷がある日は例外です。

予約を取っている日に雨が降っている時は、講習があるのかどうか電話で教習所に問い合わせてから行くことをおすすめします。
会社付近ではそれほどの大雨でなくても、教習所付近で雨と風がひどく、講習が延期されることもあるからです。

雨の日の心得

雨の日の講習は、ある意味で非常に良い機会ですので、できれば率先して講習を受けたいものです。
悪天候の日は、晴天の日と違う注意力とスキルが要求されるものです。
二輪免許を取得した暁には、公道を走っていて雨に降られることも当然あるわけですから、「雨が降っているからキャンセルしよう」などと言わずに、良いチャンスだと思って受講しましょう。

雨の日は路面が滑りやすくなっており、視界も悪いので、どのようにして切り抜けたらいいのか早めに学んでおけば後々役に立ちます。
特に白線の部分は滑りやすいので注意しなければなりません。

また、急制動においても通常より長めに停止位置を取らなければなりません。
加速と減速をいつもより早めに行うタイミングなどは、雨の日の講習でなければ習うことができません。
スラロームでも視界が悪いために焦りがちなので、ゆっくりと確実に乗り切るコツを教わりましょう。

雨の日の装備

雨の日には、装備を入念に整えていくことも忘れないようにしたいものです。
雨の日用の装備品を準備している教習所もありますが、できれば自前で揃えておくことをおすすめします。

まず、レインコートは必須です。
撥水力が弱い素材を使ったものや、袖口が広く開いているレインコートだと中までずぶ濡れになってしまいますので、機能性の高い一着を用意しておきましょう。
免許を取った後は、どっちみちバイク用のレインコートが1枚必要になります。

手袋も、防水機能に優れたものを選びましょう。
特に冬は防水がきちんとしていないと、手がかじかんでハンドルの操作がうまくできず危険ですので、バイクショップなどでよく相談しながら選ぶといいでしょう。

防水性の高いライディングブーツも必需品です。
スニーカーではステップが滑りやすく、非常に危険なので、雨の日には絶対に履かないようにしたいものです。
滑るだけではなく、足元が濡れると体が冷えて体力を奪われてしまうことも懸念されます。
レザーブーツも濡れると内部にまで水が浸透してきますので、ブーツカバーを使用するのも一つの案です。