1. 教習所の服装について

教習所の服装について

フルフェイスヘルメット

バイクは自動車とは違い、全身をむき出しにして走行する乗り物ですので、服装には注意を払う必要があります。
正しい服装を心がけることによって全身を保護し、思わぬ怪我などを防ぐことができます。
特に、教習所では何度か転ぶことも想定して、正しい服装を整えるようにしたいものです。

まず、頭部を保護する上で欠かせないヘルメットに関しては、教習所では必ずフルフェイスまたはジェットヘルメットを装着します。
フルフェイスヘルメットというのは文字通り顔全体がすっぽりと隠れるもので、女性の場合は特にフルフェイスの着用が必須となります。

ジェットヘルというのは顎の部分が開いているタイプのヘルメットのことで、フルフェイスよりも視野が広い点がメリットです。
夏に着用していてもムレがなく、メガネをかけた上から装着できる点もジェットヘルの利点ということができます。
ヘルメットは教習所でも貸し出しを行っています。

ヘルメットを買うときは、頭にぴったりとフィットしたものを選びましょう。
手で左右に動かしたときに、かんたんに回ってしまうようなヘルメットでは大き過ぎて保護の役割を果たしてくれません。
あご紐も、留めたときに指が一本入る程度に調節します。

長袖・長ズボン

服装は、真夏でも長袖・長ズボンが基本です。
炎天下だからといって半袖やタンクトップで教習を受けると、転んだ時にかすり傷を受けてしまい危険です。
真冬はバイクに乗っていると風を受けて体感温度が下がりますので、保温性に優れたインナーやジャケットを着ることが大切です。

できれば、同じ長袖・長ズボンでも、プロテクターを使用したほうが安全度は高くなります。
特に胸や背中の部分、肘・膝にはプロテクターを装着しておくと転んでもダメージを最小限に抑えられるので、気分的にもリラックスします。
プロテクターの内蔵されたバイクジャケットも市販されていますので、1枚買っておいても損はありません。

グローブ・靴

グローブも、バイクウェアの中では非常に大切なアイテムのひとつです。
素材としては革製が一番で、クラッチ操作などがストレスなくできるように、指が動きやすいものを選びます。
指が動きやすいといっても、軍手は不可ですので注意しましょう。

バイクを操縦する上では足の操作が非常に重要になってきますので、シューズは念を入れて選びたいものです。
運動靴やスニーカーは底が滑りやすく、バイクに乗る際には適していません。
足はバイクに乗っていて怪我をしやすい部位ですので、シューズよりもライダーブーツがおすすめです。
ズボンの裾が開いていると引っかかってしまうことがあるので、ライダーブーツの中に入れておけば安全です。