1. バイクカタログの見方

バイクカタログの見方

カタログからわかるバイクの特徴

バイクを選ぶには、実際にバイクショップに行って実物を見る、オンラインで好みのバイクを探すなどの方法があります。
近くにバイクショップがない場合、あるいはあっても扱っている品数が少ない場合には、バイクカタログを見て選ぶ方法もあります。
カタログにはさまざまな情報が記載されていますので、ポイントをよく確認して自分のニーズに合ったバイクを選びたいものです。

カタログを見ればバイクの価格や排気量などが一目で分かるのはもちろんのこと、バイクの大きさや出力、燃料消費率なども知ることができます。
バイクを購入するとなると、バイク本体の価格に加えて保険などもかかりますし、買った後にバイクを駐輪しておく駐車場代や毎日のガソリン代もかかります。

燃料消費率というのは、1リットルのガソリンでどのぐらいの距離走ることができるかを数値で表したものです。
ですから、燃料消費率の数値が大きければ大きいほど、ガソリン代のかからないバイクということになります。

バイクの全長・全幅・全高

バイクカタログには、バイクの全長・全幅・全高も必ず表記されています。
単位はほとんどがmmで、全長というのはフロントタイヤの先端からリヤフェンダーの先端まで、全幅はハンドルのブレーキレバーとクラッチレバーの先端の距離を言います。
全高は、タイヤの接地面からミラを除くバイクの一番高い部分までのことを指しています。

女性や身長が低い人は、全高以外にシート高も必ずチェックするようにしましょう。
シート高が体に合っていないと足つきが悪く、安全な走行ができません。
たとえシート高が低めでも、シートの幅が広いバイクでは足が地面につきにくくなりますので、気になる人はこの点も確認した上で買うことをおすすめします。

また、車両重量もバイクを選ぶ上では大切なポイントの一つです。
「乾燥重量」と記載されているのは、バイクにガソリンとオイルが入っていない状態の重量のことです。
初心者のうちから車両重量が重すぎるバイクを選んでしまうと、万が一転倒した時などにバイクを起こすのに苦労することになります。

バイクの最大出力・トルク

カタログに載っているバイクの最大出力・トルクというのは、バイクにどのくらいのパワーがあるかを示す数値です。
一般に、排気量が大きいバイクほど最大トルクの数値も大きくなります。

最大出力というのは、一定の時間内のトルクを合計した馬力の最大値のことです。
最大出力が大きいバイクほど速いスピードを出せるバイクということになります。
通勤・通学のために街乗りで使うのがメインで、ツーリングにはごくたまにちょっと出かけるだけと言うのであれば、それほど最大出力が大きいバイクを選ぶ必要はありません。